プラダサフィアーノラックス
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null 茫然として声もでない。  さらにウォーター・カッターは走った。  また一機、餌食にされた。  残った四機が四方から同時攻撃をかける。  一閃!  十字に走ったウォーター・カッターが四機に触れた。  瞬間、EIDOLONが止まって見えた。  そして、空中で四つの爆発が広がった。 「これはすごい。われわれの範疇を越えている」  横にいる一色監察官が感想のような言葉をもらした。その声は、どこかうれしそうだった。でも、かれのいうとおりだ。われわれの力をはるかに超えている。  どうやって撃退しろというのだろう。 「第二次防衛ライン突破されました!」 「目標D1、九十ノットで侵攻中!」  見えた。  ドック入り口のむこうに白い小さな点がある。  白く大きな波を蹴立てながら、ドーレムがものすごい速度で接近してくる。  とても海中を進んでいるものとは思えない。  飛行機の速度だ。